「現在無効」、「非表示」、「論理削除」の意味の違いは何か?

「論理削除」は、最終的には「物理削除」をして、データを消去してしまうことです。

これに比較し、「現在無効」とは、「データとしては今記録しておきたいが、使用するのは将来なので現在は処理の対象からはずしておきたい」という場合です。来年入社する社員のレコードを今年入力するような場合に利用します。あるいは、「あるレコードはもう使用しないと思うが、削除すると思わぬトラブルが発生するかもしれないので、当面は保持しておき、大丈夫だと確信した段階で削除する」というような場合にも利用します。

「非表示」は、「現在無効」が「あらゆる処理の対象から外す」という意味であるのに対して、「処理の対象として残し」ます。単に、「画面上から見えないようにする」だけの指定です。

この場合、「非表示」を指定した画面自身から見えなくなるのではなく、「このレコードを他の画面から参照した場合に見えなくする」、という意味です。 テスト中などで、テスト目的とは当面関係がないレコードがある場合は、それが視覚的に邪魔なケースがあります。こういう場合、それらのレコードを視覚的に隠すために利用します。