ある社員の職種は「営業」であるのに、手当登録に登録してある「営業手当」が給与記録に反映されない。(その他似た情況)

各種の手当ては、次の条件が全て合致した時のみ給与記録に反映されます。多くの場合は、どれかの指定がないか、手当登録での「メンバー構成指定」の組合せに違いがある場合が原因です。

  1. 「業務運用の基準設定」⇒「人事運用の基本設定」⇒「格付方式」、「適用賃金」で、目的とする手当項目をOnに指定します。
  2. 「各種区分コード登録」⇒「免許・資格・スキル手当コード」⇒「メンバー構成の指定」で、数字が指定してある部分をダブルクリックし、該当する各種区分コードの「メンバー構成番号」のグループに、目的とする区分(この場合は、「職種コード」での「営業」)が含まれているかを確認します。この場合、同時に指定してある複数の「メンバー構成の指定」がある場合は、同時に満足する条件が厳しくなるので、よく調べると合致していないケースが頻繁に発生します。

    例:確かに「メンバー構成の指定」では、「営業」を含む「メンバー構成」になっていたが、同時に「部門コード」の「メンバー構成」も「営業」になっていた。対象となる社員は「営業」ではあったが、部門は「総務」に所属していたので、組合せからはじかれた。

  3. 「賃金水準の設定」⇒「各種手当額」で、目的とする手当て(この場合は「営業手当」)に金額が指定されていることの確認します。
  4. 当該社員が、社員異動記録の直近の異動情報(画面上部の「直近の最新情況」で判断)で、職種が「営業」になっていることを確認する。
  5. 手当の種類が「免許・資格・スキル手当」の場合は、これに「社員スキル登録」で、対象となる「スキル手当」を登録する。