「来年の賃金表はこう変えよう」とか、「特定の社員だけを条件変更したい」などのシミュレーションを試みたいが、現状の本番データを変更する訳にはいかない。どうしたらいいのか?
現状のデータ(バックエンドDB)をテスト用として一旦複写し、その複写したバックエンドDBに、シミュレーションを目的とした変更を加えます。
変更の結果が確定した段階で、このテスト用バックエンドDBを本番用としての名前に変更し、当システムのバックエンドDBをこの本番用バックエンドDBに切り替えることで可能となります。
具体的には、次の手順で行います。
- 「システム保守」⇒「ファイルの複写・変更・削除」⇒「対象ディレクトリ」で、「バックエンドDB」を選択。
- 現在使用中のバックエンドDB名を選択し、「実行」(ボタン)。
- 「複写」(ボタン)で、複写する。複写後のバックエンドDBは、複写前のファイル名の頭文字に「Test」が追加された形式で自動生成されます。例:「賃金決定1_0.ami」⇒「Test2_賃金決定1_0.ami」
- 「システム保守」⇒「システム基本環境の設定」⇒「バックエンドDB」で、前記の「Test」用のバックエンドDBを選択し、これを「テスト登録」します。
- 「モード」を「テストモード」に切り替えます。これで、使用する「バックエンドDB」は「テスト用」に切り替わります。この時、当システムのメニュー画面の色が「緑色」(テストモード)に切り替わります。
- お客様は、この「テスト用バックエンドDB」に対して、各種の変更などを加え、シミュレーションを試みます。
- シミュレーションが終わった段階で(変更結果が確定したものとして)、この「テスト用バックエンドDB」の複写を行い(先の方法と同様)、複写後のファイル名を本番用の名称に変更します。本番用の名前は、ファイルの頭文字の「Test」の部分を「本番」と変更します。例:「Test2_賃金決定1_0.ami」⇒「本番_賃金決定1_0.ami」
- 「システム保守」⇒「システム基本環境の設定」⇒「バックエンドDB」で、前記の「本番」用のバックエンドDBを選択し、これを「本番登録」します。
- 「モード」を「本番モード」に切り替えます。これで、使用バックエンドDBは「シミュレーション」後の「本番用」に切り替わります。
- この時、当システムのメニュー画面の色が「灰色」(本番モード)に切り替わります。
注)シミュレーション用のバックエンドDBを作成する過程において、各種の途中経過でのファイル(バックエンドDB)がいくつも生成されます。これらのファイルは、一種の作業用ファイル(ワークファイル)であり、内容的には重複したものですので、最終的には不要です。これら、作業用として生成されたファイルは、折をみて、整理(削除)するよう心がけて下さい。なお、ファイルの「削除」や「名前の変更」は、先のファイルの「複写」と同じ画面で実行できます。