u「職位」は、従来の「役職」とほぼ同義のものです。「職位」は、会社の指揮系統の位置付けの名称です。この点が先の「職能格」と違うところです。
uただ当システムでは、「職位」は「職能格」とは異なり、賃金決定に直接関連しません。つまり「職位手当」のような賃金要素はありません。また、昨今では、同じ職位名、例えば、都銀の「支店長」という職位でも、大手町支店の支店長は「取締役格」であるが、東大阪支店の支店長は、実は「課長代理格」であった、などということが珍しくありません。つまり、職位はあくまで、指揮系統に位置だけを意味し、「社内待遇は別である」というのが今後の傾向です。このように職位は待遇とは別に管理する傾向にありますが、そうでない運用の場合にも対応できるように、社員区分の場合と同様に、職位にも、職位考課給係数と職位賞与係数という二つの係数があり、これにより、「同じ値の考課」に対する倍率係数として評価を調整することができます。標準的な雛形が用意されておりますが、ユーザによるカスタマイズも可能です。