さっきまであったレコードが消えた。誤って削除してしまったのか?

「本当に削除してしまった」ということが「全くない」とはいえませんが、多くの場合は「勘違い」です。

一番多いのは、「社員(選択)リスト」の画面で、特定の社員を選択し、その「選択したこと」自体をユーザが忘れてしまった場合に起こります。

「社員選択」とは、「ある条件に合致した社員だけを表示する」という機能です。例えば名前の頭文字で選択するとか、職能格が「副主任」の社員だけ選択するとか、東京在住の社員だけを選択する、というようなことです。

仮に「副主任」だけの選択を試みた場合に、たまたま会社には「副主任の社員が一人も在籍していなかった」、というケースが想定されます。その場合は「該当社員はゼロ」です。つまり「誰も表示しない」という条件になり、このまま、他の画面、例えば「社員基本属性」(画面)を表示しても、社員はゼロで誰一人として表示されません。

同じ時間帯に、特定の目的のために連続操作をしている場合はこのことに気がつくのですが、少し時間がたって、例えば、昼食時間などを挟むと、社員選択したこと自体をユーザが忘れて「大慌て」ということになりがちです。翌日になると、そのことをすっかり忘れて、夜中に、「データが全部破壊された」と勘違いする場合が多くあります。システムを終了する時は、極力、社員(選択)リストで、「特定社員選択」を解除してください。